一年中、ダイエットをしているのに、なぜ痩せないのかという疑問の答えは明確です。
それは、「本気で痩せると決めていない」からです。
様々な理由があるのでしょうが、間違いなくこれが一番の理由です。
今の生活のまま、何の生活習慣を変えることなく「痩せたらいいな」と、ダイエット的なことを続けているからなのです。
人間には、恒常性(ホメオスタシス)が備わっています。
恒常性とは、無意識にそのままでい続けようという本能です。
例えば、人間の体温が約36度であるのは、恒常性が機能しているからです。
真夏であれば汗をかいて体温を下げ、真冬であれば身体をブルブルと震えさせて体温を上げます。
これだけであれば便利でよろしいのですが、恒常性は考え方にも影響します。
「明日から勉強するぞ」「毎日、筋トレするぞ」と思い立っても、続けられないのも恒常性が働いているからです。
もちろん体型にも、そして恐ろしいことに人間関係、収入や地位といったことにまで恒常性は働いています。
ようするに、「今の考え方や生活習慣を変えるのはイヤだ」ということです。
ですが、逆も然り。
良い習慣を崩すのも、実は難しいのです。
例えば、日常的に運動をするような人は、運動をしないと何となく気持ちが悪いと感じるようになります。
恒常性は無意識に働いています。
ですから、悪しき習慣を断ち切って、良い習慣に変えるためには表面的に考えるだけでなく、潜在意識にまで刷りこむ必要があるのです。
もちろん簡単ではありません。
だから、本気で痩せたいと思っていない人は、ここで諦めてしまうのです。
では、恒常性に打ち勝つために何をしたらいいのでしょうか。
それは、「普段の生活を少しだけ変えてみる」というのがよろしいでしょう。
時間がある時にいつもと違う道を選んでみるとか、少しだけ早く起きるとか、まずはその程度でいいのです。
少しの勇気をもって、変化を楽しむことができるようになれば、大きな変化がいずれ訪れます。
そのためにも、「痩せたい」と考えるよりも、「痩せる」と決めて行動を起こしてください。