そもそも体重とは何か。

これまでにも書いてきましたが、「痩せる」と「体重が減る」では全く意味が違います。

「体重さえ減ったらいい」という安易な考え方が不健康なのです。

そもそも何が目的で体重を減らしたいのでしょうか。

「健康で美しい身体を得るため」であれば、体重は減らさなければいけないものではなくなります。

落とすべきは体重ではなく、「体脂肪」のはずです。

体脂肪よりも体重を落とすことに必死になると、身体の蛋白質も落とすことになります。

これでは、「痩せる」というより「やつれる」ですから、体重が減るということが、健康になるということでは決してないのです。

重要なのは、体重よりも見た目ではないですか。

なぜなら、体重は自分のみが知る情報ですが、見た目は誰からも明らかなのですから。

肥満の予防や改善を提唱する、誰もがご存知であろう「株式会社タニタ」では、現在は「体重計」という銘の商品を取り扱っていません。

タニタさんが取り扱う商品は、「体重計」ではなく「ヘルスメーター」であり、体重を測るのではなく健康を測る器具なのです。

要するに、体重というのは「体の重さ」であり、色々な基準の中の一つの指標にすぎません。

同じ身長、同じ体重の人でも、筋肉質か肥満体質かで、体型は大いに違うはずです。

何かの誘惑に打ち勝った後には、次の誘惑に負けやすいのが、人の心理です。

体重計に乗った際に、もし少しでも減ったりしていれば、「あの時我慢したから、今日は我慢しなくていい」というような心の隙ができます。

もしも増えていたりしたら、「こんなに我慢しているのに報われない」と感じて、開き直って痩せることを諦めてしまう人もみえるでしょう。

ですから、体重だけに重点を置く減量至上主義では、却ってダイエットに失敗することが多いのです。

体重計の数字を気にするよりも、自分の体の感覚を信用してはいかがでしょうか。

自己と対話し、身体の声に耳を傾けてください。