意志を鍛えるには、何をしたらいいのか

どんなに意志が強い人であっても、自分を律し続けるということは非常に疲れますし、ストレスを感じるかと思います。

何かを我慢する、あるいは本当はやりたくないのにやらざるをえない等々。

その精神的疲労から回復するためには、心の底からリラックスすることです。

心身が本当に休まっていると、心拍や呼吸がゆっくりになり、血圧が下がり、筋肉も弛緩し、さらには脳も考えることをやめて、休息に入ります。

このような状態を作ることができると、意志の力の容量がどんどんと増えていくのです。

ものすごく要約してしまえば

意志の力を鍛えるには、しっかり熟睡すること

睡眠不足の状態では、ストレスに弱くなり、誘惑に負けやすくなることがわかっています。

その理由は、睡眠不足だと身体や脳を動かすためのエネルギーとなる、血液中の糖分が細胞に吸収されにくくなるからです。

そのために疲労を感じ、甘い物、ご飯やパンといった炭水化物を欲するようになるのです。

この一連のサイクルでもっとも問題なのは、脳の中でもエネルギーの消耗が激しい前頭葉の前皮質が効率よく機能しにくくなることです。

前頭葉前皮質は脳の中でも特に発達していて、人間らしい思考や創造性を担う脳の最高中枢の役割をはたしています。

ですから、前頭葉前皮質が機能しないことで、脳のほかの領域もうまく機能しなくなってしまうのです。

この状態が脳に与える影響は、軽度の酩酊状態と同等という研究発表もあり、これではとても意志を強く働かせることなど、できるはずがありません。

以上のようなことから、意志を鍛えるための訓練の一つとして、「よく寝る」というのがとても有効です。

睡眠は人間の三大欲求の一つであり、眠ることが嫌いな人はいません。

睡眠の取りやすさには個人差があります。

眠る前には、部屋や布団を暖かくする、お風呂で身体を温める、身体にあった寝具を使うなどの、各々でリラックスできる方法を準備しておくことで、さらに良質の睡眠を得ることができるでしょう。