「願えば叶う」とはよく言います。
しかし、願っているのに叶わないという人も多いかと思います。
そんな人は、
「願う」と「叶う」の中間の過程を全く無視
してしまっているのではないでしょうか。
願いが叶わない人というのは、願っているだけで何も行動を起こしていないのです。
また、「だったらいいな」程度で、願い方が弱いことも叶わない理由でしょう。
心の底から強く願うことで、自然と思考と行動が変化していきます。
途中、辛いことがあっても諦めずに続けた結果、ようやく願いが叶うのです。
似たような言葉で、「求めよ、さらば与えられん」という言葉があります。
これは、キリスト教の新約聖書マタイ福音書七章からの言葉です。
「神様に求めれば、欲しいものを与えてくれる」といった意味で受け止めている方もみえますが、それではただのクレクレ厨で、神様からも嫌われるのではないでしょうか。
実際は、「自分から積極的に、信仰や教えを求めに行く姿勢を大事にしなさい、何事も与えられるのを待っていてはいけない」というのが、正しい教えなのです。
成功哲学の本などでは前出の考え方が多いようで、都合よく誤解されていることが多いです。
イメージをしただけで、他に何もしないで、即物的に欲しい物を引き寄せたなんてことが、今までに有りましたか。
「思考は現実化する」のは、「現実化するように思考」し続けた時だけです。
人生は等価交換が基本ですから、何かが欲しかったら、別の物を差し出す必要があるのです。
運よく何も差し出さずに得たとしても、保持し続ける努力をしないと、すぐに無くなってしまうでしょう。
このような、やたら耳触りが心地よい言葉には要注意です。
ダイエットでいえば、「ラクして」、「○○だけで」、「たった○日で」というコピーです。
その方法だけで、本当に痩せると思いますか。
もし痩せたとして、その状態を維持し続けることができると思いますか。